失うことを恐れないために
お金を失う、信頼を失う、パートナーを失う、何事も、失うことは悲しいことであり、辛いことでしょう。
しかし、両手いっぱいに荷物を持っていては、新しい荷物はもてません。
すべてをIN、つまり持つことはできないのであって、失うことで新しい出会いや、新しいチャンス、きっかけと遭遇できるのです。
お腹一杯になれば、必ず排泄されるものがあります、人間も宇宙と同じ、「流れている事」が大切なのです。
とはいえ、なかなかそう思えないのが人間です。
そこで、人生は長いのですから、まずは視点を大きく持ってみることにしましょう。
例えば、あなたの人生を80年としましょう、現在がもし40年だとしたら、まだ半分です、そこで、80歳にすでになったと仮定して、現在の40歳を想い出として振り返っている回想シーンと位置づけてみてください。
すると、今起きていることは、すでに80歳になっているあなたから見ると、懐かしい過去の出来事であり、「あんな事もあったな」と、それほど深刻には思っていないかもしれません。
今、この瞬間に起きていることだけを焦点にあてると、辛いこと、楽しいこと、悲しいことなど、感情に支配されますが、さらに長期の視点で見てみると、それら全てが、よい想い出であり、必要で起きていた事になるのです。
今起きている辛いことや悲しいことがあるからこそ、その先の人生での耐性や経験となり、よりよい人生を歩んでいけるのかもしれません。
また、悲しい事や、楽しい事などの相対的な評価は、そのほとんどが、あなたの過去の記憶から呼び出された経験と比較されていることが多いのです。
人生の最終地点は「死」です。
突き詰めると、いかに死を迎えるか?というのが人生の最大の課題かもしれません。
よく「死んだ気になって!」とか「死ぬよりはまし」という言葉を使う方がおりますが、あながち間違ってはいません。
死を意識することで、すべての心の課題から解放されます。
死は、生ある生物にとって最も崇高な事象です。
死を迎えた瞬間、今まであなたが感じていた羞恥心や恥じらい、自尊心、名誉、プレッシャー、緊張から解放され、完全に白紙になります。
人は死を意識することで、真に自由になれるのです。
とはいっても、なかなか生きている段階で、死を意識することは難しいでしょう。
なので、その手前、自分がはるか高齢になった状態で、今を振り返る回想シーンを思い浮かべるのです、すると、不思議に優しい感情に支配され、昨日までのストレスやプレッシャーが薄まってゆく感覚を体感できるでしょう。
是非、一度試してみてください。
| 2012 |
| 0207 |
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